テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……

 念願の……念願ってほど願ってたわけでもないんだけど……念願の、テイルズオブデスティニー攻略です。

一応、テイルズ作品はいくつかやってます。シンフォニアは途中だし、エターニアとリバースは一応、二週目でとまってます。難易度はそのゲームでとりあえず一番簡単なのに設定しているところからして、そしてそれでも死に掛かっているところからして、間違いなく自分はアクションRPGの類ができないだろうなと思わしめるのですが……ともかくデスティニー攻略です。

 起動してゲーム開始がOPでないことがちょっと不満。でもまあ、とりあえずゲーム開始……とその前に。

 戦闘レベル……SIMPLEっと。

 え、なに? ふざけるな? 仕方ないじゃないですか。なんのために「
よい子は真似してはいけない」ってのっけてると思うんです?

 さてさて、気を取り直してゲーム開始ー。

 ちなみに、ソフトのケースに入っている説明書には、指一本触れていません
やるきあんのかオマエ

 ゲーム開始してもやっぱりOPナシ……うーむ……こう、テンポってものがいまいちとりにくいなぁ……。

 そしていきなり殺されかかっている主人公。あわやと言うところでりんごが飛んできたりモンスターが来襲したりして逃げ出す主人公。どうでもいいけどテイルズの主人公って大抵犯罪者か反逆者だよね

 このままじゃやられる! ってんでひたすら武器を探していたるところの部屋に入り込み、アイテムやお金やレンズをせしめていくスタン。気分は立派に火事場泥棒です。

スタン:「早く武器を見つけないと……!」

 両手にレンズとお金とアイテムとを抱え、さらに食堂でマーボーカレーをつまみ食いした男が言う台詞ではありえません。まあ、やらせてるのは方舟ですが

 仕方ないじゃないか迷ってるんだよ!

 階段上がろうとして「早く武器を見つけないと!」
 通路真っ直ぐ進もうとして「早く武器を見つけないと!」
 部屋を見つけて進もうとして、「早く武器を見つけないと!」

 スタンは 「ほうこうおんち」 の しょうごうを てにいれた!

 ……ウソですすいませんごめんなさいまじめに武器を探します……

 そしてよく見ればセーブポイントの先に階段あり。どうやらリアルに迷っていたらしいです


 そのままそっちへ行くと、倉庫の入り口らしき扉が二つ。迷った挙句に手前へ。アイテムの物色をしつつ、倉庫の左奥に剣らしきもの発見。件の「何か武器」とはおそらくあれのことでしょう。なにせ名前も中の人も有名な話ですからな。

 つまり、あれをとればスタンの冒険が始まるわけだ! さ、とっとと火事場泥棒に見切りをつけて、あれをとりに行くぞ!

 ……しかしこちらの扉からは入れないらしく、いったん外に出てもう一個の扉へ向かうことに。これだからイヤよね、ゲームセンスのない奴は

 気を取り直してもう一つの扉へ。するとスタンがモンスターにはさまれてしまいます。辛くもこの攻撃をかわし、慌てて扉の中へ飛び込むスタン!

 おお、やっぱりここかっ!

 外から体当たりされてるらしい扉を押さえて、スタンは家族の名前を叫びます。

スタン:「いやだ、こんなところで死にたくない!」

 ……火事場泥棒の報いとか、そういう言葉が一瞬頭の中をよぎらなかったわけではないんですが、絶体絶命のピンチに聞こえてくる不思議な声。

???:「おい、そこのおまえ」

 おう、こんな出会いだったのかスタンと彼とは。
 声に気がついたスタンがあたりを見渡すと、声の正体が知りたければ奥までやって来いといわれ、何か赤く光った場所へ行くことになります。

 ふふん、でもそんな光なくたってわかってたぞオマエの場所くらい! さっき散々そこまで行きたくて行きたくて動かない荷物とか袋小路の通路とか、そういうの彷徨ってたんだからなっ!

 行ってみると、古びた剣が鎖で固定されています。使えるのかなぁ? とつぶやくスタンをせかすように、敵が倉庫へ飛び込んできました。

 さあ、戦闘開始! です!

 ここで一つ説明を。めんどくさい方はスルーしてください。リメイク版TODの戦闘システムは、1ライン制、エターニアみたいに敵味方分かれて一列に並んで、戦います。そこまでは従来の……といっても、マイソロとかアビスみたいにフリーランがあるのとはちょっと違いますが、一応、従来のテイルズとほとんど変わっていないでしょう。
 最大の特徴は、TP……つまり、術、技を使うときに消費するポイントが消え、変わりにCC……チェイン・キャパシティなる物が導入されたことです。通常攻撃、二段ジャンプ、バックステップなど、特殊な行動を起こすと一つ消費し、技や術はその術技に応じたCCを消費することによって発動できます。
 さらにCCは、大抵の攻撃、技、術が、CCの続く限り連続で出せるというメリットがあります。CCは放置していればすぐに回復するので、長く効果が続く術技を出しておいて回復を待つという、ちょっと高度なこともできれば、同じ技をCCが続く限り連続して出すという、かつてのテイルズではありえなかったことが可能になります。空中で技を出すことも可能なので、コンボ狙いの場合は浮かして連続で技を叩き込むことになり、より格闘ゲームに近くなった感覚があります。

 でも、方舟は気にしません。私のテイルズ基本戦法は、「ひたすら通常攻撃」か「転ばせておいて踏みつける」か、マイソロでは「大技一発で敵も味方も殲滅」か
(注意:術を使うと自分のパーティの人たちも巻き込まれるんですが、まあダメージはないので気にしないという意味ですよ? ホントに殲滅はしません。ええ。時々見殺しにしたりしますが。)のどれかです。これに「ずっと魔神剣」が加わるだけのこと!

スタン:「魔神剣! そこだっ!(防御しつつお休み)魔神剣! そこだっ!」

 これで攻撃してくる敵でもヘッチャラさ、はははっ!

 ……いや、攻撃してこない敵などいないのですがね……

 説明が長引いたところで、次へ進みます。倉庫から出ると見るからに怪しい女性二人組みが。そのうち一人はスタンの持ってる剣を欲しがってるのですが……これ、多分あの人たちよね? とりあえずここではばらさないことにして、彼女らの台詞を聞きます。

???:「乗組員が全滅した! このままでは墜落する!」

 大変だ! 急いで脱出しないと!

 さあ今度は脱出経路を探します。ここからは普通にモンスターがエンカウントするんで、途中で習得した魔神剣を連打しつつ火事場泥棒を再開します。ちょっとリッチになったところで見つけたのは操縦室。これってとめられたりする? とか無駄な期待を抱きつつ、操縦席のあたりを調べてみますが、まったく反応ナシ。

 …ま、とうぜんだぁね……。

 結局来た道を戻って、さっき殺されかかってた場所の先に脱出用のポッドがあることを発見。これってもしかして、最初に逃げるとき、脱出ポッドのほうへ逃げていけば、もっと早く逃げられたんじゃないの……? とかそういうことを考えてはいけません。

 ここからムービーが始まります。

 モンスターに攻撃を受けながら飛び出していくポッド。落ちた先は雪景色の湖。衝撃でポッドは壊れ、スタンは水の中に放り出されます。
 最早これまでか……! とスタンがあきらめかけたとき、先ほど剣を見つけたとき彼を呼んだ声が。そちらを見ると剣がスタンの方へ沈んでくるところでした。

???:「お前、名前は?」
スタン:「スタン……エルロン……」
???:「いいかスタン、我はお前に力を貸そう。だからお前も我を信じろ。我を強く握り締めろ。そして、我の名を唱えるがいい」
スタン:「……聞こえる」
???:「わが名は……」
スタン:「お前の名は!!」


 ディムロス!!!

 その瞬間湖の水が爆発するように水蒸気に変わっていき、気がつくとスタンは湖の底で立ち尽くしていました。

 糸が切れたように剣を構えたまま倒れ臥すスタン。そんな彼にディムロスの声が重なります。

ディムロス:「おいスタン、しっかりしろ、スタン!?」

 そして、ここで入るOP!!

 そうか、いつ入るかいつ入るかってずっと待ってたけど、ここではいるのか!

 感動のあまり正座して画面を凝視する女一人。傍から見ると死ぬほどアヤシイ。
 挙句の果てには一緒にさびとか口ずさんだりして、更にアヤシイ。

 でも、ちょっと気になったのは、ムービーのスタンのタッチと、OPのスタンのタッチが、全然違うんですね。OPのほうがどことなく精悍、というべきか。うーん、OPのほうがかっこいいかも。

 さて、OPも大好評のうちに終わり、暗闇に「お兄ちゃん、おきて!」という声が。
 そういえばマイソロで彼には超キュートな妹がいて、彼自身は常軌を逸したネボスケだった気が……。

 とか思ってると、ポニーテールのかわいい娘が、スタンを揺り起こしています。名前は確か……リリスちゃん。
 対するスタンはかなり素敵な体勢で眠っていらっしゃいます。明らかに寝相が悪そうな恰好です。でもその姿がどことなく笑いを誘います。

 ようやく起きたスタンは、今見た夢のことをリリスちゃんに話して聞かせます。水に放り込まれて死ぬかと思った、おまけに変な声まで聞こえてきて……

ディムロス:「起きろスタン」
スタン:「そうそうこの声…………って
っ!?」

 悲鳴と共にベッドから転がり落ちるスタン。そばにリリスちゃんは当然いません。

 はははっ! ネボスケ恒例の1シーン、夢O★CHI!!

 ディムロスに一喝されて我に返り、今度スタンが驚くのは

スタン:「け、剣が!剣がしゃべった!」
ディムロス:「生きているのだから当たり前だ」
スタン:「いや普通剣は生きてないし!」


 わーい、このテンポ最高! 文字じゃ伝えきれないのがホントに残念!

 ディムロスの説明によると彼はソーディアン、千年前に作られた人格を宿す剣。彼の名を呼んだことで、スタンが新たに彼と契約し、その使い手になった……と。

 うん、もちろん知ってるよ、有名な話じゃないか。

 さてさて、ディムロスさんと話していると一人の青年が。名前はウッドロウ・ケルヴィン。銀髪に褐色の肌、青い瞳……幼馴染誘拐された薄幸の田舎者に似ているのは外見だけで、中身は大変よく出来た方のようです。スタンを湖の底から助け出してくれた人だとか。

 ウッドロウさんの弓の師匠、アルバ先生も登場。どうやら彼のお孫さんが迷子らしいです。探しに行こう! ということで、今回のプレイはここまで。

 はてさて、どうなることやら……

冒険をやめる。

冒険を続ける。





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