テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜仁義なき不毛で救いようのない戦いの幕開け〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 カルバレイスの首都、カルビオラにあるストレイライズ神殿に、神の眼を持ったグレバムが潜伏しているとのうわさを聞きつけ、一行はカルビオラへ。夜陰に乗じて神殿内に潜入しグレバムを見つけたまではよかったが、グレバムの召喚したモンスターと戦っているうちに当の本人は逃亡。一行は新たに得た情報を元に、フィッツガルド有数の都市ノイシュタットへ向かうことに。一方、危ないところをスタンに助けられたリオンは、少しずつではあれど徐々にスタンの心意気を認めるようになる。



 では、攻略開始。

 カルビオラからチェリクに戻っていよいよノイシュタットです。グレバムを捕らえられなかったことを少し気にしているフィリア嬢に、これは皆の責任だからこれからまた挽回しようと励ますスタン。うん。グレバムに逃げられたのは八割がたお前とリオンのせいだったりするんだけどな。

 それはともかく、どうもグレバムの側近、バティスタなる男が、神殿内にいなかったことも、フィリアは少し気にかかっているようです。バティスタ……ねえ。フィリアさんによれば、彼ももともとは敬虔な神官だったようですが、神の眼強奪の際にグレバムについたところからして、今のストレイライズ神殿のやりように承服しかねるところがあったのかもしれないですね。というか、1000年前に神の眼を隠すために作られた宗教だもの。説教したことがあったり、そうでなかったとしても、敬虔な信者なら、この真実がかなりショッキングな面もあるのかもしれない。今まで教わってきたことや信じてたことが、実はうそだったって言われたようなものだから。

 考え込んじゃったフィリアさんですが、悩んでる暇なんてありません。見るからに酔っているけどひた隠しにしているつもりのリオン君にもがんばっていただかねば。そろそろノイシュタットですよ。

 さてやってきました。フィッツガルドの中心都市、ノイシュタット。港町でにぎやかな様子ですが、町の隅っこには売れ残りの魚を分けてもらおうと待っている子もいたり、かなり現状としては貧富の差が激しいみたい。表通りと裏通りとでここまで開きがあるのは、どうもオベロン社の投資が始まってからとのこと。もともとここに住んでいた人々には、オベロン社の資本が行き届かず、ここへ新たな市場開拓にやってきた人々にのみ、その恩恵があるようです。
 そんな町の中で、貧しい人々の心の支えといわれているのは、この町の奥にある闘技場で負けなしの強さを誇っているチャンピオン、マイティ・コングマン。対して、裕福な生活を送る人々にとっては、コングマンは治安を乱しかねない荒くれものの親玉としか思われていないようで、彼らの口から賛美がでるのは、もっぱらオベロン社から派遣されたイレーヌという女性。若くて会社経営も上手で、とても優しい人らしいです。

 スタン一行は、とりあえず町の現状よりもオベロン社の協力がほしいので、イレーヌさんの屋敷へ向かうことになります。町で一番大きな屋敷だって。でも大きな屋敷なんていっぱいありすぎて、どれがそうなのかわかりにくいよ。

 広場に行くと、スタンに声をかけてきた青年が。どうやらリーネ村の幼馴染みたいです。買出しにノイシュタットまで来て、スタンに再会したんですね。名前はバッカス。家出同然に村を飛び出したスタンのことを、村中で心配してるみたい。妹のリリスちゃんも心配してるってさ。いったん帰ってあげなよスタン。

 ……といいたいところですが、現在スタンは司法取引で仮釈放扱いされている犯罪者で、しかも大切な任務の途中です。里帰りなんて無理無理。そんなわけで、バッカス君の提案でお手紙を出そうということになります。うん、それがいいよ。

スタン「じっちゃんとリリスへ。おれはいま、のいしゅたっとにきています……」

 ……何だ今のひらがな読み。仮にも19歳が書く手紙じゃねぇだろうスタン……!!

 ともあれ、そんなこんなでイレーヌさんの屋敷を探すうちに町の中を大半見て回ったあと、ようやくイレーヌさんの屋敷へ到着。……でも、イレーヌさんは留守。ちょっと出てくる、としか言ってないみたいで、どこ言っちゃったのかもいつ戻ってくるのかも不明。
 ……まったく、ダリルシェイドから連絡が来ているでしょうに。待てど暮らせど帰ってこないので、ルーティの提案で時間つぶしにアイスキャンディーを買いに行くことになります。さっき広場でいろいろ話してる間、マリーさんが道草くってアイスキャンディー屋を見つけ出し、一人で買い食いしてたんだそうです。マリーさん、アンタ金持ってるお子様か。

 じゃあ皆で買いに行こうということになり、スタンは一応皆に声をかけます。提案したルーティはもちろん、マリーさんとフィリア嬢も一緒にいってくれることに。どうせなら全員で食べればいいんじゃね? ってことで、リオンにも声をかけますが、リオンは屋敷でイレーヌさんの帰りを待つそうです。しかたねぇな、じゃ買ってきてやるよ。

リオン「いらん! 僕は甘いものになんか興味はない!」

 ……へぇ。甘いものに興味がないんですか。そーですかぁ。じゃあ
全員分−で、4本買ってくればいいんだね。45人いるけど。4でいいんだよね?

リオン「……まあ、お前が無理に買ってくるというのなら、食べてやらんこともない」

 …………………………………………。
 ここは笑うところか? それとも、怒るところか?

 最近態度が軟化したリオンのお約束なせりふですから、本来なら笑うべきなのかもしれないですが……あいにくワタクシ、こういう言われ方をすると、

「なんだよそのどっちつかずな言い方はヨ! いらねぇんなら買ってこねーヨ!!」

 ……って言いたくなってしまうんです……。空気読めなくってごめんなさい……。

 外に出ると、花売りをしている小さな女の子が。身なりからしてダウンタウンに住んでいる子なんでしょうか。でも、大きな花かご抱えてるせいでうまく歩けないみたいで、スタンたちの目の前で転んでしまいます。
 助け起こしてあげたのはスタン。でも、ルーティはその姿に、かなり動揺しているようでした。

 家が貧しくて、小さな子供まで働かなくてはならない現状。

 どうも、それがルーティの何かに引っかかったみたい。その動揺を隠すようにスタンをせかしてアイスキャンディー屋に向かいます。ふーむ? きになるけど、ルーティが相手じゃ聞きだせそうにないですね。まあいったん保留。

 アイスキャンディー屋さんへいってみると、紫色の長い髪をした女の人が、どの味を食べようか迷っていました。定番の抹茶か、限定の桜か。
 あなたならどっちにする? て聞かれて、限定の桜でしょ、と考えてしまった私は、コンビニで新製品が出るとついつい手を出してしまうミーハー君です。

 スタンはそうじゃなくて、バニラ! って答えました。そんな選択肢ないだろ、って呆れながら女の人につっこまれてしまいましたが、スタンはどうやらボケを狙っていってみたわけではない模様。
 どっちか決められないなら、思い切って第三の選択肢を作ってみる。これがスタンの出した答えらしいです。おお、かっこいいな。アイスの話題だけど。

 それを面白いと思ったのか、女の人はじゃあその案を採用しようということで、バニラを注文。スタンも同じように、バニラを注文。優しい彼はちゃんと5本って言いましたよ。よかったねリオン。

 ……と、包んでもらってるところでふと気がつけば、ベンチの影から子供たちがアイスキャンディー屋さんと買い物しているスタンたち、それに女の人をジーっと見ています。身なりからして、この子達もあまり裕福とはいえない生活を送ってるみたい。
 それを見た女の人は、その子達にアイスキャンディーをご馳走してあげようと、さらに子供たちの人数分追加注文。皆で食べたほうがおいしいからって。ほう、太っ腹じゃん。
 ……でも、それを見たルーティは感心するどころか逆に不機嫌に。

ルーティ「金持ちのお嬢さんが施しをして優越感に浸りたいだけなんじゃないの?」

 言いすぎだよ、というのは簡単ですけど、なんとなくそんなこと言っていい雰囲気じゃないんだよなぁ……ルーティはお金が絡むとどうにも性格がシビアになる。さっき花売りの女の子見せられているだけになおさら深刻っぽい。

 そんなことをしていると、ふいにアイスキャンディー屋さんがある広場が騒がしく。どうやら闘技場のチャンピオン、コングマンの登場みたいです。
 アイスご馳走してくれるって言われて女の人のところに集まってた子供たちですが、コングマン一目見たさにみんなコングマンのところへ。上半身裸のマッチョマンに群がる子供たちの図……うーむ、ちびっ子大相撲を見てるようだ……。

 さて、そんな光景を見てると、いきなりコングマンが女の人のところへ。どうやら、彼女が件の探し人、イレーヌさんだったみたいです。コングマンはイレーヌさんに向かって、さっきルーティがこぼしたのと同じようなことを口にします。それに、オベロン社の投資のせいでよりいっそう貧富の差が激しくなったって。よそ者の町おこしなんて必要なかったんだって。

 うん、よそ者がどうのこうのって言うのはともかくとして、大体の言い分は正しい。イレーヌさんもその問題については有効な解決策が見出せてないみたいで、なんとなく後回しになっちゃってるみたい。イレーヌさん、会社経営が上手だって言うけど、意外に不器用なのね。コングマンにうまく協力してもらえば、もうちょっと貧富の差少なく町の活性化ができるでしょうに。

 口論になっちゃった二人の間に割って入ったのはスタン。彼もフィッツガルド出身者だもん、そりゃ気になるでしょうね。足りない部分があるのは確かかもしれないが、町のためを思ってがんばってる人の努力を頭から否定しちゃだめだ、というのが彼の言い分。イレーヌさんの立場はその努力よりもむしろ、結果を出して何ぼだとは思うけど、もうちょっと頭使えれば、コングマンもそんな事いわないで町おこしに協力してあげなよ、ってことになるのかもしれません。

 そんなスタンの横槍に、今度はスタンに食って掛かるコングマン。……貧しい人の味方、って言う立場があるのはいい事として、裕福な人たちの言い分の中にあった、「闘技場のせいで治安が悪い」とか「町全体の感じが野蛮になる」とかいうのは、偏見もあるんだろうけど確かに一理ある気がします。スタンの言い分はやさしすぎるけど、コングマンはそれよりもむしろ、ノイシュタットの住人ではない若者が、自分の行動にけちをつけたことのほうが不満みたい。コングマンに主義思想をとくだけの理路整然とした主張があるわけではなさそうだから、なおさらコングマンのイメージが悪くなっていきます。悪いこと言っちゃうと、「あんた実は町とかわりとどうでもよくてただ暴れたいだけなんじゃね?」って言いたくなってしまう。

 あわや一触即発か、というところで、コングマンはスタンの背後に立ってるフィリアさんに気がつきます。
 その清楚で控えめな立ち姿に、漢コングマン、一気にフォーリン・ラヴっ☆

 ………………なに、なんなのこの喜劇。いきなりさっきまでけんか売ってたスタンそっちのけで露骨にアプローチしまくるマッチョマンに、フィリアさん本気でドン引きしてるんですけど。
 仲間が野獣に襲われているっ! と助けに入るスタン。これでスタンは、完全にコングマンを敵に回してしまったみたいです。

 人の恋路を邪魔するやつは、馬にけられて死んじまえ(むしろ俺が蹴り殺す)。

 そんなわけで、美女をめぐって男と男の決闘だぁ! とかコングマンが言い出します。この勝負、どっちが勝つかはともかくとして、明らかに非はコングマンにあるように思うのは、ワタクシだけなのでございましょうか。どっちに転んでもフィリアさんに振られるんだろうなコングマン。






 …………………………。
 …………………………………………………うん、不毛だ。

 アホらしいので何とか断りたいスタンとディムロスですが、コングマンはとにかく恋敵を叩き潰しておきたい(てか、フィリアさんに気がないのに恋敵も何もないとは思うんだけど)らしく、ひたすらスタンを挑発。ついでに彼の腰に吊った剣も挑発。

 先に切れたのはスタンですが、まもなく剣のほうも切れました。
 ……ってディムロス! お前までブチっときてどうする! くそ、どこまでいっても直情バカなスタンが、切れたディムロスをなだめられるわけないじゃないか!

 そういうわけで、闘技場でコングマンと対戦することに。……スタン一人で。

 回復アイテムとか使えないんだろうなー。使えても、使ってる間に殴られるんだろうなー。

 でも、勝てないとそれはそれで腹立つヽ(#`皿´)ノ

 ヘタレゴーイングマイウェイなスタン(in方舟)に、最大(?)の危機。

 そんなこんなで、今日はセーブ。

 はてさて、どうなることやら……。

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