テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜ストレイライズ神殿のありようを本気で問いたくなった一瞬〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 逃げたグレバムを追って一行はフィッツガルドの大都市ノイシュタットへ到着。しかしその繁栄の影には大きな問題を抱えており、市場開拓を狙ってノイシュタットに進出してきた、オベロン社の息がかかったものにしか繁栄の恩恵が下されず、多くの人々は厳しい差別と貧しい生活を強いられていた。
 そんなノイシュタットの貧困層が支持する、ノイシュタット名物の闘技場で負けなしのチャンピオン、マイティ・コングマンと、富裕層が支持する、オベロン社幹部の美女イレーヌ。そんな二人の対立に巻き込まれた一行。スタンはコングマンの怒りを買い、闘技場で彼と一騎打ちをする破目になる。



 では、攻略開始。

 ……憂鬱だなぁ………。
 えー、ワタクシは今、ノイシュタット名物、闘技場の前に来ております。これから不毛な男同士の戦い、おばかチャンピョン、マイティ・コングマンと、未来にきっと英雄になるんじゃないかなと期待されていなくもないスタン・エルロンの一騎打ちが行われようとしております。

 ……負ければ男としてのプライドが傷つく。しかし、勝ったところで何も得るものがない。こんな不毛な勝負、ハーメンツでのVSリオン戦以来じゃないだろうか……。
 そんな憂鬱なこちらの考えを読んだわけでもあるまいに、イレーヌさんはコングマンの強さについて語った後、「勝てっこないんだから意味のない争いはするべきではない」みたいなこといってくるし……。

 戦士控えの部屋にいるスタンたちの耳にも、コングマンコールが聞こえてきてます。
 ノイシュタットの皆さん、ノリがよすぎ。つか、こんなアホらしい戦いでここまでのれるって、あんたらもしかして、娯楽に飢えているのかい?

 ……とはいえ、逃げるわけにはいかないのです。逃げたら逃げたでやっぱり男としてのプライドが傷つくのです。
 そんな安いプライドどっかに捨てちまえとかそういうことは言ってはいけないんです。

 入場するとすでにコングマンはスタンバイおっけー。ドン引きしたままのフィリアさんにこの戦いをささげますとかそんなことを言いますが、そのマッチョな直球アプローチが、ある意味箱入りお嬢様のフィリアさんをドン引きさせていることに、この男はなぜ気がつかないのでしょう。

 ともかく、戦闘開始ですよ。

 戦闘開始して一発目にやる気のない方舟が確認したこと。それは相手のHPとレベル。
 ……あれ、なんか低め。これってば勝てんじゃね? なんか術食らうと弱いらしいし。

 とりあえず戦ってみよう。防御さえ何とかなれば大丈夫っぽいし。あのマッチョマンが昌術を使えるとも思えないし。
 ということで、ひたすらヒット・アンド・アウェイ、近づかれたらガード体勢と、基本に忠実な戦い方で堅実にやっていたら。

MC:「おおーっと、番狂わせがおきたぁ!? ひざを突いたのはコングマン! 挑戦者の勝利だぁぁっ!!」

 ……アレ? 勝っちゃった……し?

 ……ふ、ふん! ノイシュタットのチャンピオンもたいしたことないなっ!

 ……で、でも、半ば本気で勝てると思ってなかった……。負けたら負けたで、「その後、スタンの行方を知るものは誰もいなかった……ハハっ」って一人で笑って、リセットする用意までしてたのに(注:後で知りましたが、このVSコングマン戦は、勝っても負けてもストーリーが進みます)。

 倒れたコングマンに、スタンはこれ以降、もうフィリアに付きまとったりするなといい含めます。うん、やっぱスタンにもそう見えてたんだね、危ないマッチョマンが箱入りのお嬢さんを襲おうとしている……げふんげふん。
 そして……。



スタン:「それと……いい試合だったよ。ありがとう」

 …………(゚д゚)ぽかーん。

コング:「お、おめぇ……なんてさわやかなやつなんだ……!」

 …………………………Σ(@д@)クアッ!?

MC:「おおーっと、ここで両者に暑苦しくも美しい友情が芽生えたかーッ!!?」



 何だこれ! 何だこの展開!? 何を狙っている!? スタン、お前何を企んでいる――!?

 ……うーん……なんていうか、スタンってどこに行っても好かれるタイプの人なんだね。そういう演出なんだということにしておこう。イレーヌさんとも仲良くなれるし、コングマンとも仲良くなれる。主義主張とか関係なく誰ともとりあえず仲良くなれる青年、スタン・エルロン。
 でも、見た感じ、人によって付き合い方を変えているって訳でもなさそうなんだよなぁ……不思議なキャラです。

 ……と、そこへリオンが登場。あれー、リオン、イレーヌさんの屋敷で待ってるんじゃなかったっけー?

リオン:「何をやっている! 町がモンスターに襲われているぞ!!」

 な、なにぃっ!? 大変じゃないか! すぐに行かなきゃ!

 スタンも皆と合流してモンスター駆除のために町へ出ることに。広場まで行くと、イレーヌさんが闘技場へ皆を集めようと誘導していました。闘技場なら安全だよって話らしいです。
 と、そこへ明らかにセレブなおばちゃん登場。広場から闘技場へ逃げる途中で、すぐそばにいた貧困層の通りに住んでいるらしい子供を突き飛ばします。

 ……うわ、なんかこの女、モンスターの只中へ放り込みたくなる女だ。金がたくさんあっても心が豊かになるわけじゃないことを証明してくれる女だ。イレーヌさん、この女おとりにして突き飛ばされた子供早く闘技場へつれてってあげましょうよ。

 でも、イレーヌさんはセレブ女を一喝。貧乏とか裕福とかで命の大切さなんて変わらない。あほな言動は慎め、とか。……まあ、ここまで荒っぽい言い方はしなかったけど。
 セレブ女は不満そうにすみませんって謝りましたが、不満そうなところから考えてまたやるぞ同じような失敗を。イレーヌさん! 今のうちにあの女モンスターの中へ放り込みましょう!
 あほなことを考えているうちにセレブ女は一足先に闘技場へ。……ちっ。命拾いしやがったな。

 すると、今度は闘技場から人が逃げてきます。話に拠ると……誰かが闘技場で飼われているモンスターの檻を開けちゃった模様。
 ……ということはあのセレブ女、今モンスターのいっぱいいる闘技場へ自分から飛び込んでいったということか……ふふふふふ……。これで少しは溜飲が下がるというもの。

 走り出したイレーヌさんを追って闘技場へ戻ると、小さな女の子の前とモンスターの間で、イレーヌさんが必死に女の子を守ってました。てか、金があること以外は普通のお嬢さんのイレーヌさんが、モンスターの前に立ちはだかったってたかが知れてるだろー!!? アンタもういいからさがんなさい!!

 イレーヌさんと女の子を襲っていたモンスターを倒すと、イレーヌさんが新情報を教えてくれました。海上に正体不明の武装船団。それがノイシュタットを攻撃しているようです。この状況を打破するにはその武装船団をたたくしかあるまい! ということで、イレーヌさんに船を用意させ、一行は武装船団に戦いを挑むことに。とはいえ、しらみつぶしにしていたのでは時間が足りないので、一番奥に陣取っているえらそうな旗艦を狙う作戦だそうです。

 港に行くと、コングマンが同行を申し出ます。イレーヌさんががんばってるし、自分も一緒に戦います! ということらしい。そんなわけで、一行はコングマンを加えて総勢6名で旗艦を目指します。

 旗艦に乗り込んだあとは、ひたすら敵を殴りつつ前進。途中何度か迷いましたが、歩き回っているうちにセーブポイント発見。総ては計画通り(嘘をつくな嘘を)

 さて、セーブポイントでアイテムを使って回復し、戦う手筈は整った。行くぜ!

 と、その先にいたのは変な人。フィリアさんいわく、彼こそがグレバムの側近、バティスタらしいです。へー、つまりフィリアさんの先輩神官……って、ちょっと待て

 神官? こいつが?

 この、明らかに怪しいゴーグルをはめ、手には
明らかに凶悪っぽい雰囲気をかもし出すカギヅメを装着した、この明らかにイっちゃってる男が、神官!?

 いや、信仰は人を選ばないとは思う。選ぶのは間違ってると思う。元ヤンキーが聖職についたって別におかしいことはないと思う。

 けどさ……これは明らかに……ヤバいと思わないか、ストレイライズ神殿の面々よ!?

 聖職者なら聖職者らしい格好をさせようよ! 変なゴーグルとあからさまに危険なカギヅメは禁止しようよ!

 そんなことを言ってるうちに、バティスタは自分を倒せばグレバムの居場所を教えてやるとか言い出します。よーし、やってやろーじゃねーの。あとでなくなよこの怪しげな神官め。

 とりあえず、このイっちゃってる神官をいてこますことにします。パーティの背後にはハイビショップなる神官たちが。完全に挟まれた状態から戦闘開始。お前ら! こんなヤバいやつの下で働いて楽しいんか!?

 ここでメモ。とりあえず、この戦いで毒防止の宝石は必須です。バティスタのカギヅメには毒が塗ってある模様……コワイ。
 あと、リオンのブラストをためておいて、戦闘開始と同時か、できなければ早いうちに秘奥義を発動、これでハイビショップを攻撃させれば、ハイビショップはたいてい沈黙します。……あまりにも邪魔なんで、この戦法で行きました。ハイビショップ攻撃用リオンと、バティスタ攻撃用のスタンかマリーさん、そしてフィリア嬢。回復専門ルーティ。マッチョマンは使ったことないのでわかりませんが、こんな感じの作戦で戦っている人のプレイを参考にさせてもらい、とりあえず戦ってかなり楽に勝利をもぎ取りました。誰が立てた作戦かはわかりませんが、がむしゃらにつっこんでも痛い目見るだけだし、ホントに助かりましたよ。
 ……うん、でもできればリオンはあんまり使いたくなかったんだよね……ハーメンツ以来、やつの秘奥義にはトラウマが……。

 戦闘を終えると、バティスタはグレバムの居場所を教えずふてぶてしくも開き直ってフィリアを侮辱。……ちょっと、本気でこのイカレ神官殴り倒したくなってきたんですが……。
 そんなこんなで一行はイレーヌさんの屋敷に戻ってバティスタを尋問することに。ここで気になる事実。どうもスタン一行が戦っている間、武装船団の一艘がノイシュタットへ上陸していた模様。すぐに出航したらしいですが、いったい何をしたかったのか……?

 ただ、イレーヌさんはノイシュタットに安全が戻ったとわかっても浮かない顔。一人で広場に行ってしまったので、スタンは一人そのあとを追いかけます。フィリアさん、イレーヌさんのことが気になっているスタンにちょっと意気消沈気味。それを指摘されて一生懸命否定するのがかわいいですね☆

 さて、イレーヌさんですが、どうもノイシュタットが襲われたと知った後の自分の対応が、どうにも及第点に程遠かったみたい。しゃーないよ、あんなセレブ女みたいなやつらがいっぱいいる町だもん、うまくいったほうじゃないの?

 でも、悩みはそれだけじゃないみたい。どうやらイレーヌさんは町の中の対立だけじゃなく、世界中から対立がなくなればいいのに、と考えているようす。理想ばっかりで甘いと思われるかな、というイレーヌさんですが、スタンもやっぱり同じような考え方みたいです。
 皆が幸せになればいい。家族が幸せであればいい。そう思うから、スタンはセインガルドの兵士を志しただって。自分でできるところから何とか理想を実現させたいと思う、これってスタンのいいところですよね。
 理想が似てる、てわけで、二人の間で約束。どちらがさきに理想を実現させるか。

 ……今ここではまるでままごとみたいに約束が交わされましたが、実際にやるとなるときっとものすごい大変なことなんだろうなぁ……がんばれ、スタンもイレーヌさんも。

 さて、ところ変わってイレーヌさん邸。
 バティスタの尋問が二階で行われていました。……てか、尋問? 拷問の間違いじゃね?

 苛烈なリオンの尋問でバティスタはぼろっぼろ。でもグレバムの居場所を吐く気は毛頭ない様子。唯一つ、戦闘中にノイシュタットへ上陸した一艘が、かなり重要な役割を果たしていたっぽい、ということを除いては。……もしそこにグレバムがいたんだとしたら、バティスタって側近だって言われてるけど、実質上ただの……捨て駒じゃ…………。
 業を煮やしたリオンは、出発のときにスタン、ルーティ、マリーさんにつけたティアラのうち、マリーさんのをはずしてバティスタに。

 俺に女の真似事をする気はないと軽口をたたくバティスタですが、リオンがスイッチを入れるとものすっごい痛々しい声を上げてぶっ倒れることに。

 ……ちょっとまてぇぇぇっ!! リオン! お前それ、出発前にフツーにスタンやルーティに向かってスイッチ押してたよな!? なあ、押してたよな!?

 それだけじゃないぞ! スタンをたたき起こすのにもその電撃使ってたよな!? つまりアレか!? スタンは拷問に使われる強さの電撃を、ただ寝てるのたたき起こすというだけの用途で食らってたってことか!?

 ……許すまじリオン。つか、作ったあのマッドサイエンティスト。いつか殴る……!!



 個人的な怒りはさておき、翌朝フィリアさんがバティスタに朝食を持っていってあげると、部屋はもぬけの殻。逃げられたと大騒ぎしているスタンたちに、リオンが一言。

リオン:「僕がやった」

 ……いま、フツーにサラッといいやがったこいつ。
 リオンいわく、何を聞いても言おうとしないので、泳がせて様子を見ることにしたんだとか。

 ……そういうつもりだったんなら、メンバーにもちゃんと伝えとけよ……。

 そういえば、ティアラには逃亡防止用の発信機がついているんでしたっけね。なるほど、それを追いかけるわけですか。

 そんなわけで、次の行き先はアクアヴェイル。どうもイレーヌさんにしてみれば、敵国みたいなものなんだとか。うーん、またひと波乱ありそう。
 でもまあ、行かなきゃいけないなら行くしかあるまい?

 そんなこんなで、今日はセーブ。

 次回はアクアヴェイルの都市その1、シデン領へ向かいます。

 はてさて、どうなることやら……。

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