テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜この男、見た目と違って悪辣につき〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 オベロン社幹部イレーヌ嬢の協力により、ノイシュタットにやってきた正体不明の武装船団をたたき、見事ノイシュタットの平穏を取り戻したスタン一行。捕縛した武装船団のリーダーは、かつてフィリアの先輩神官だったバティスタだった。リオンは逃走防止用のティアラをバティスタに装着し、わざと逃亡させて泳がせることに。発信機の示した場所は、別の大陸において公国が連合をなしている、アクアヴェイルだった。



 では、攻略開始。

 買い物と体力回復を済ませ、レンズとかを換金して、とりあえずノイシュタットの港へ。ここから船に乗ってアクアヴェイルを目指しますが、港につけることはできないので、ボートを使って上陸するみたいです。……なんかスパイゲームのミッションみたいで楽しそうですね。
 港ではマッチョマンがフィリアさんに土下座してまたフィリアさんをドン引きさせています。まったく、恋する男は盲目というか、この場合はた迷惑だというか……。
 そして、イレーヌさんはスタンに約束の確認。

「どっちが先に理想を達成するか、勝負しよう」

 でしたっけね。どっちもものすっごく苦難の道になるだろうけど、理想だけに盲目にならず、現実を見据えた上で理想を達成させてほしいものです。がんばれ二人とも。

 さて、それをみていたルーティはなんだか不機嫌。うーん、バルックさんのときもそうだったし、イレーヌさんがアイスを子供たちにおごろうとした時もそうだったけど、なんだか、心に余裕がある人が、そうではない人を思いやろうとする行為は、ルーティにとって偽善にしか見えないみたい。それに、理想とかそういう言葉は、あんまり好きじゃないみたいです。確かに理想ばっかり追っかけてても現実を変える力なんか手に入らないかもしれないけど……この娘のこういう考え方、いつかいい方向へ向いていってくれるといいんですが。

 さて一行は船出ですよ。いざ、アクアヴェイルへ!!
 と、一行の会話に加わることもせずさっさと甲板に上がってしまったリオン。お前またかよ、付き合い悪いな、とか思っていたら……。

リオン:「……うっぷ」

 ……おいおい、ホントに船酔いしとったんかい。
 心配するシャルティエに必死で口止めしてる坊ちゃんですが、このぶんじゃいずれ誰かにばれますよ、シャルティエがばらさなくっても。

 ……それにしても、あの坊ちゃんが「うっぷ」って言うとはなぁ……なんか意外だよ。乗り物酔いしやすいとか。今回の任務、実はリオンにとってものすっごくつらい仕事なんじゃないの?
 まあいいや。やばくなったら周りの大海原に遠慮せずリバー……いや、なんでもないです。そんな坊ちゃん、いくらうらみつらみの多い相手とはいえ、見たくないです。まあ、がんばって耐えなさい。うむ。

 ……とか言ってるうちに、背後からスタン。なんか暇をもてあまして、たまには男同士で話とかしないか? ってことらしいです。
 うーん、考えてみるに、この二人ってものすごい対極にいるんだよね。属性から何から正反対。スタンの得意なところはリオンが苦手で、リオンが得意なところはスタンが苦手、うまく付き合っていければ、それこそ歯車ががっちり合うみたいに、うまくやっていける可能性が秘められているのかも。

 リオンはあからさまに迷惑そうですが、スタンは気にせず勝手にだべり開始。話題はイレーヌさんのこと。うん、ノイシュタットのときからすっごい気になってる感満載の態度とってたもんね。スタンもやっぱり男の子です。まあ、19歳の青年に向かって「男の子」なんぞという表現も失礼きわまるとは思いますが。

 なんだ、要はスタン、男同士で「恋バナ」がしたかったんだな。このメンバーで男といったらスタンとリオンだけだし、好きな女の子やら恋の話やら、好みのタイプやら、そういう会話に飢えていたんじゃないでしょうか。
 でも、その相手にリオンしかいないってのも……なんだかなぁ……せめてさ、そういう場合はコングマン……も、いやだな個人的に。ウッドロウさんも雰囲気的に論外だし。

 ……まあでも、イレーヌさんの話題からリオンの好きな人はいないのかーみたいな話題に飛んだときの、リオンの反応はお約束過ぎてほほえましかったですが。
 まあ、いいかもしんないね。リオンもやっぱり年頃の男の子だったということで。
 うむうむ。微笑ましいのう。おばさん、思わず微笑ましくって涙出ちゃうわ。

 そんなこんなでわいわいやってると、フィリア嬢がやってきます。男同士の談笑もおしまい。なんかスタン、楽しそうですね。

 でも、フィリアさんと一緒に出て来たルーティはなんだか輪から外れています。マリーさんが心配してくれますが、ルーティは「自分が加わったら水を差すから」って、一人輪から外れていたみたい。うん、ルーティってホントは正義感強くて優しくて、たぶんすっごくナイーブな女性なんでしょうね。でも、何かがそんなルーティに、彼女を他人が「強欲の魔女」と呼ばしめる言動を強いている。なんとなくそんな感じがします。

 そんなルーティに、マリーさんはじゃあ私はルーティのそばにいる、って言ってくれました。マリーさん、いいですよね。何か悩んでる人のところにいって、黙ってそばにいてあげる。慰める言葉をいっぱいかけてくれるとかじゃなくて、ふと人さびしくなったときにそばにいてくれる。なかなかできないことです。
 そんなマリーさんがルーティさんに。
マリー:「ルーティは、ルーティのしたいようにすればいい」

 いいなぁ……マリーさんとルーティのコンビ。なんか年の離れた姉と妹みたい。

 そうこうしているうちにアクアヴェイル地方の海域まで到達。ここからはボートに乗り換えて海岸を目指します。海岸について坊ちゃんの一言。

 リオン:「僕はもう二度とボートには乗らない……! 心に誓った!!」

 ……はいはい。こういうことを言うときは大抵、その誓いが破られるのです。でもリオン、たのむから町の中とかダンジョンの中とかでりばー……ごめんなさいちょっと最近お下品なネタが……をほほほほ。

 上陸してすぐに町発見。さあ行くぞ!

 アクアヴェイル地方シデン領。スタンは何を勘違いしたのやら、オベロン社の分室を探そうと言い出しますが、むろんセインガルドやフィッツガルドからの船が、さっきみたいに寄港を許されていない地方に、オベロン社の分室があるはずありませんね。とりあえずマリーさんとルーティが町の中を回って情報収集することに。

 待ってる間、町の中でおっちゃんおばちゃん連中の噂話に耳を傾けたところ、

  ・トウケイ領のティベリウスなる男が、モリュウ領を制圧。
  ・ティベリウスは最近、異国からやってきた軍師を優遇するようになった。
  ・その軍師の名はたしか……「グレ」なんとか、というらしい。
  ・今、シデン領の「若」が、モリュウへ行っている。
  ・でも、「若」はあんまり評判がよくなく、今回も物見遊山だろうと思われている。

 ……らしいことが判明。へー、つまりはこういうことか。

「トウケイなる国の代表者と思しきティベリウスなる男が、グレバムを軍師に招き、グレバムにおだてられてモリュウ領を制圧。『若』が先行しているからモリュウへ行って、グレバムをいてこまして来い」と!

 でもどうやってモリュウ領へ? と思っていたら、すたすたすた、って誰かが近づいてきて、話しかけてきます。

男:「男性二人に女性一人……。あなた方が例の助っ人ですね?」

 …………??? いえ、違いますけど。

男:「若が先に行っています。至急モリュウ領へ」

 ……いやだから、違うんですって。人違いですって。

リオン:「わかった。しかしモリュウ領へはどういけばいい?」

 あ、さりげなくこの男の人をだまくらかしてモリュウへの道を聞きだす気かこの男!? やってることが結構悪辣!

男:「海底洞窟があります。このシデン領をでて南へ向かってください」

リオン:「わかった」

男:「洞窟は地盤の緩んでいる場所もあります、また凶悪なモンスターが出るそうなので、くれぐれも長居はなさいませんよう」

 …………………………リオンってさ、意外にやることがぶっ飛んでるとき、あるよね。

 そんなこんなで、今日はセーブ。

 次回は海底洞窟を通ってアクアヴェイルの都市その2、モリュウ領へ向かいます。

 はてさて、どうなることやら……。

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