テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜菩薩の功徳は皆を幸せにするのです〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 アクアヴェイルに上陸を果たし、シデン領に入ったスタン一行。情報を求めて町の人々のうわさに耳を傾けると、グレバムはトウケイ領の領主ティベリウスをそそのかし、公国の連合体として機能していたアクアヴェイルを統一させようと、まずモリュウ領を制圧したという。一行はモリュウ領を目指し、海底洞窟へ向かった。



 では、攻略開始。

 海底洞窟……。頭上は海。その洞窟を迷いながら延々と進んでいくと、突如ルーティがストップをかけます。

 なんだよーもう、こっちは薄暗くてどこも似たようなこの洞窟が怖くて怖くて仕方ねえんだっつの。と思っていたら、なんとストップをかけた理由が小銭整理。

 アホか貴様! ダンジョン出てからやれ!!

 思わず絶叫しコントローラを床にたたきつけたくなったのは、私だけなのでしょうか?

 そんなことをしているうちに、盛大に小銭をばら撒くルーティ。命よりお金が大事と言い放って小銭をかき集め、最後の1ガルドまで拾おうとするルーティ。

 ……一体、何が彼女をここまでさせるんだろ……? と思っていたら、いきなり地響き。ルーティの足元がぐらぐらゆれて、とっさに彼女をかばったスタンごと、二人は地面に開いた大穴にまっさかさま。

 ……スタンってさ、意外と紳士だよね。

 穴のそこでルーティのお金に対する異常なまでの執着心を、女の子なんだからもう少し自分のみを大事にしたほうがいいとたしなめるスタン。
 しかし、その言葉にルーティはムキになって怒りをぶつけます。

 自分とスタンでは住んでいる世界が違う。ルーティの育ってきた環境を知りもしないでえらそうに説教をするな。

 スタンはそういわれて、怒るどころか、「そんなことを考えたこともなかった」とこぼすと、ルーティがレンズハンターになったいきさつを尋ねます。お金が絡むと平気で危険なまねをするルーティを、スタンはずっと案じてたんですね。

 知らないのにえらそうなことをいうな、といわれたら、知ろうとする。
 すんでいる世界が違うといわれたら、何かしらその世界を見るために糸口を探そうとする。

 ……きついこといっちゃうと、不自然なまでに謙虚で、異常なまでに包容力のある青年です、スタンは。きっと前世は菩薩だったんだよ。

 ルーティはその姿に呆れたか、それとも油断したか、あっさり口を滑らせ、彼女の育ってきた環境は、実はまったく貧困のそこにあり、一日食うのにも困る状況なのだもらします。

「道端に落ちているお金を拾わなければならないほどに貧困にあえぐものとともに育ってこれば、誰だってこうなるもの」

 ……ルーティがお金に固執するのは、自分のためではなく、そのともに生活してきた「誰か」のためなんですね。

 スタンはその真相に、ならばなおのこと、ルーティは自分を大事にすべきだといいます。大切な人が待っていてくれる身なのだから、そのルーティにもしものことがあれば、ルーティの大切な人が悲しい思いをすることになる。

 そういいながら、スタンはどうもルーティをかばって怪我をした模様。仲間には大切な人がいるんだからその人のために自分を大事にしろっていうわりに、自分は仲間のためにあっさり身を呈してしまうスタン。この矛盾は、やっぱり理想を追い求める青年によくあるものなんでしょうか。

 ……なんかさ、スタンって、他人にはものすっごくいいこというわりに、いざ自分のみにそれが起こってみるとあっさり主張と逆のことをやりだしそうで怖い……。

 奥さんと子供たちをかばって凶刃に倒れる……とかさ。(何でお前がそれを知っているっていうかD2のネタバレなので注意。)

 でも、スタンはそのときそのとき自分の主張を貫いているだけなので、正直な言葉はみんなの胸に届いてくれるようです。たぶん、自分の主張していることを、自分自身で否定したり、自分自身が例外になっちゃいけないって気がつくのは、もっともっと成長してからなんでしょうねぇ……。

 そうこうしていると上にいた仲間たちが戻ってきてロープを下ろしてくれます。ルーティは助けられたあと、もう無茶はしないと約束してくれました。

 なんか、どんどん変わっていくね、スタンの周りにいると、いろんな人が。

 さ、合流できたのでとっととモリュウ領を目指しますよ。今まで忘れてたけどすっかり

 出口付近で鋭い歯が生えたキモい軟体動物を
撃滅し、ようやくモリュウ領へ到着!

 この街は街中の移動にも舟を使います。……と、ここで乗り物酔いのひどいリオンがスタンとフィリアに当り散らしぶつくさ文句を言うスキットが発生。

 ……いつまでも意地張ってるからそうなるんだよ。潔く

「ボクは乗り物酔いしやすい体質デス。舟の上から海原にリバースしてもいいですか」

 って白状すれば、少しは楽になるのに……(誰もそんな展開を望んでいないので変なネタ振りをしてこれ以上リオンファンに喧嘩を売るのはやめてください)。

 街は随分沈みかえっています。トウケイの領主だったティベリウスがいきなりモリュウを制圧したんですもん、自分たちが領主と仰いでいた人が殺されたか監禁されたかってことになったら、そりゃだれだってティベリウスのことを嫌いこそすれ、尊敬はしないでしょうね。なにせ押しかけてきて親切を装ってその実やってることは強盗と変わらないですから。

 ……と、広場で人だかり発見。その中心には、ごてごてした服を見につけ、ギターみたいなの(リュートとか、そういうのなのか? 弦楽器はよくわからない)をかき鳴らしながら歌う金髪の男一人。

 ちょ……ちょっと、何この吟遊詩人!? かっこよすぎなんですけれども!!!!

 歌うめぇ〜〜〜〜!!!! しゃべり方かっこいい〜〜〜〜!!!!!!

 思わずスタンと一緒に拍手してしまいましたよ。ほれた!! なんか遊び人で軽い感じだけど、いろいろ深いとこまで考えてそうな態度にほれたっ!!

 ……どーも方舟、最近好きなキャラの性格が変わってきたっぽい。やっぱりTOSのゼロスがかっこよすぎたからですかねぇ。

 ルーティはあやしいやつだと警戒していますが、気さくな吟遊詩人はスタンの紙よりも薄い警戒心を吹き飛ばすことなど容易だった模様。……と、ここでティベリウスの配下と思しき兵士が港に集まれと領民たちに通達します。ティベリウスがここに来てるんだって。

 いきなり何の前触れもなくやってきて押しかけ強盗をかました強盗の親玉を見に、一行は港へ向かうことに。

 そんなこんなで、今日は終了。

 次回はなぞの吟遊詩人と一緒にモリュウ城攻略です。

 はてさて、どうなることやら……。

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