テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜世の中って、うまくいくばっかりじゃないんだね〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 輸送艦ラディスロウの中で眠っていたソーディアン、クレメンテを回収しようということになったスタン一行。モンスターの巣窟と化したラディスロウの中を奥へ進んで、出会ったクレメンテがマスターとして指名したのは、なんとフィリアでした。クレメンテの声に導かれてやってきたフィリアは強くなりたいという強固な意志の元、クレメンテと契約を交わします。新たなソーディアンマスターの誕生を経て、一行は海竜に乗り込み、改めてグレバムを追いかけ、カルバレイスへ向かうのでした。



 では、攻略開始。

 カルバレイスとうちゃーく!! やってきたのはカルバレイスの港町、チェリクであります。
 さっそくバルックさんという人がやっているオベロン社のバルック基金へ行くことに。でも、道を聞いても誰も教えてくれません。よそ者はこの町に来るんじゃねぇ! みたいな事を言われます。
 何でもこの大陸の人たちっていうのは、苛酷な生活環境と他国からの圧力みたいなもので、ずいぶん苦しい状況にあるのだとか。
 仕方ないのでいろいろ歩き回ってようやくバルック基金のオフィスを探し出しました。出てきたおっちゃんは親切っちゃ親切ですが、グレバムの情報をつかんでいないあたり少々ヌけているイメージが定着。そのバルックさんが嬉しそうに言いました。

バルック:「リオンが年の近い友達を連れているなんて珍しいな」

 スタンは嬉しそうですが、リオンは不満そうです。最初のときから口癖のように言ってる「僕はお前みたいな図々しくて能天気で馴れ馴れしいやつが大嫌いだ」をスタンに向かってはき捨ててオフィスを出て行ってしまいます。あーあ、大人気ないというかなんと言うか……。
 ……大人気ないといえば、スタンもですよね。年が近いといってもスタンの年は19、リオンの年は16。普通10代でこれだけの年の差があれば、リオンの態度って怒りの対象になったりするんじゃないですかねぇ? だって高校二年生が大学二年に向かって「僕はお前みたいなのが大嫌いだ!」って言われるんですよ? それが「まあまあ」っていうんじゃなくて、相手のことを手放しで尊敬しているって言うんだから。あたしだったら即座に「何様だ貴様!」ってなります。まあ今のスタンたちとリオンの立場や地位からして、「何様」っていうか「リオン様」ですが。……ともかく、自分の中ではルーティの態度が一番自然というか……。

 それはそうと、ヌけてても大人はやっぱり大人。バルックさんはその場の空気をぶっ壊して去っていったリオン君をかばってきっかけがあれば変われるはずとか言ってくれます。うん、脚本的に言ってこういうこと言ってくれるキャラが現れたということは、次のボス倒したあたりからリオンの態度が軟化するということですね! パーティの中で意外に一番空気読めないリオン君が少しでも態度を軟化させてくれるなら、おばさんはがんばります。がんばりますよ!!

 態度がきついといえば、チェリクの住人たち。
 バルックさんに拠れば、チェリクの……というよりも、カルバレイスの住人たちは、みんな別の大陸から来た人たちに対して冷たいみたいです。よそ者嫌いで、身内が大好き。それは、今カルバレイスに住んでいる人たちっていうのが、大昔に勃発した戦争で負けちゃった民族だったからなんだそうで。彼らはその戦争で負けたせいで、戦勝者によってこのカルバレイスに押し込められてしまった、というんですね。

 そんな歴史があったんか、という感じですが、大昔に起こった戦争の恨みをまだ抱えてるのか、というルーティの言葉に、バルックさんの言葉が重く返ってきました。

「敗者には敗者の心理がある。勝者の心理でものを語るわけにはいかない」

 ……すいません、せりふについてはうろ覚えですが、こんな感じではなかったかと。たぶん、カルバレイスの人々っていうのは、負けたという事実と、それゆえに自分たちが虐げられているという事実が、過酷なカルバレイスで生きていくための原動力であり、団結の元なんでしょうね。うん、世の中はうまくいくことばかりではないのです。

 基金のオフィスから出て行くと、リオンが広場で誰か捕まえて何か聞いていました。どうも今の人物、情報屋だったようです。
 リオンに拠れば、カルバレイスの首都、カルビオラに、グレバムと神の眼が運び込まれた模様。おそらく大司祭であるグレバムは、カルビオラにあるストレイライズ神殿に神の眼を運び込んだのでしょう。
 ……バルックさん……あんたが探り出せなかった事実を、この子ものの数分で探り出しやがったヨ……。

 バルック基金とオベロン社の力を少々疑いつつ、一行はチェリクを出てカルビオラへ。途中戦闘をこなして、ふと気がついたら見たことない場所に来ていました。

 ……いいかげん、地図を見ながらすすむっていう癖をつけようね、自分☆

 でもまあ、のんびりゆったりゴーイングマイウェイが信条のプレイ記(いつからそうなったのかは秘密です)ですので、ついでによってみることにしました。

 名前は、ジャンクランド。住んでいる人も思わず自虐的になるほどの、廃棄物にもれた町です。
 うーん……これはひどいぞ。でも、この町があるってことは、いずれここにくる予定があるってことなのか……?
 そう思っていると、フィリア嬢がその場にへたり込んでしまいました。
 なんでも、このあたりはものすごい悪臭が漂っているとかで……神殿から一歩も外に出たことないフィリア嬢にしてみれば、こんな廃棄物処理場と大して変わらない場所に人が住んでることからして信じられない様子。なるほど、確かに怪しげな煙がそこかしこに……。神殿とはよくない意味で対極に位置する場所ですもんね。ここに住んでる人たちには悪いけど、たしかに信じがたい光景。まるで廃棄物処理場のど真ん中に村がある感じ。
 長居したくない、と珍しくわがままに近い事を言われたので、早々にジャンクランドを立ち去ることにしました。……目的地、別の場所だしね。ごめんよフィリア。今度こそ地図見て行動するから。てか、
まじめに神の眼探すから。

 とはいえ素で逆方向へ奔っていたスタン一行ですので、いったんチェリクに戻って、アイテムとフードを補充し、体力を回復して、いよいよカルバレイスの首都、カルビオラへ!

 ……って、よく見れば地図とにらめっこしなくても、看板立ってるじゃん……。ちょ、なによこの、ダサすぎる状況……?

 看板に書かれているとおり進んで、カルビオラへ。途中戦闘指揮を執っていらっしゃったリオン様がメンバーの戦闘方法に文句をおっしゃいました(チャットです)が……。

 ……笑って済ませました。

 へん、二回に一回はルーティのファーストエイドに世話になっておきながら、お礼の一つも言わんツンデレ君に貸す耳はなくてよ!!

 ……だからコンボ続かないのかもしれないけど……。

 リオンに文句をつけられた方舟の怒りに反応したわけでもあるまいに、途中あまり厄介な敵にも出会わず、カルビオラへ到着!

 到着早々、目ざとく来訪者を見つけたおばちゃんに不信感丸出しで詰問されました。

おばちゃん:「……あんたたち、どこから来たね?」

 しかし、ここでとっさに一言出したのは、世渡りや駆け引きに慣れていそうなルーティではなく、素直なスタンでもなく、意外にフィリアさんでした。

フィリア:「チェリクからですわ♪」
おばちゃん:「そうかいそうかい! 暑い中大変だったろう!?」


 とたんに軟化するおばちゃんの態度! つまりフィリアは自分たちがセインガルド港から船に乗ってやってきた異邦人であることを明かさず、いわゆる中継地点であるチェリクの名前だけを出して、おばちゃんの同朋意識を誘ったんですね。

 ……ちょ、意外に策士だぞフィリア(笑)

 ともかく、おばちゃんの態度が軟化したので情報収集ですよ。この町のどこかにあるストレイライズ神殿の場所を聞いてみると、おばちゃんはあからさまにいやそうな顔をしました。
 カルビオラ……というよりも、カルバレイスには、もともと独自の信仰があるようです。フィリアに拠れば、「自分たちを神の子孫とし、もともと住んでいた場所へいつか帰る」ことに救いを見出す……だった……かな? なので、セインガルドにもともとご本尊があるアタモニ神様を崇拝する気は毛頭ないのだとか。

「よそ者の神などあがめる気はない」

 おばちゃんだけでなく、ほかの人に聞いてもみんな同じことを言いますが、スタンはちょっと不思議そう。

スタン:「本当の神様って、みんなを平等に幸せにするんじゃないのかな?」

 ……真理ではあるのですが、それは一方的な視点からしかものを見てないよスタン。カルバレイスの人々はきっと、「みんなを平等に幸せにする神」よりも、「カルバレイスの民だけを誰よりも何よりも大切にしてくれる神」のほうが、ずっとずっとありがたいに決まってるんだから。

 何をもって「本当の神」とするかは、きっとその民族ごとに異なるんでしょうねぇ。そもそも、今までスタンたちが信仰していただろうアタモニ神だって、いわば「捏造された神」なんですから。

 勝手な信仰論議はともかく、おばちゃんに教わったとおりストレイライズ神殿に到着。でも、警備があって中に踏み込めそうにありません。何とかして忍び込むことはできないか? 全員で首をひねったとき、フィリアが名乗り出ました。

 彼女に拠れば、敬虔なアタモニの信者が神殿めぐりをするのは珍しくなく、そのための宿泊も許されているとのこと。自分が一信者としてもぐりこんで中の様子を伺い、夜がきたら裏口の鍵を開けてスタンたちの侵入を手引きしてくれるそうです。

 ……おいおい、大丈夫なのかよ。君ソーディアンマスターになったからって、そんな斥候まがいの真似に慣れているわけじゃあるまいに。

 そうはいっても、スタンは夜に侵入者の手引きなんてミッション、素で寝過ごしそうだし、リオンは神殿関係者やグレバムに面が割れている危険性大。ルーティやマリーさんはそもそもグレバムの顔を知らないから、侵入の手引きができたとして、どこにグレバムがいるのか探りを入れることもままならない。

 やっぱり、フィリアが適任……というか、他に手がない感じですなぁ……。

 仕方ないので、フィリアさんは一時離脱。残された一行はアイテムと武器とフードの補充、レンズの換金を済ませて、宿で夜まで待機です。

 ……と、いうところで、フィリアには悪いのですがここでセーブ。

 次はいよいよグレバムさんと神の眼の初お目見えです。

 はてさて、どうなることやら……。

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