テイルズオブデスティニープレイ記

よい子は 決して 真似しては いけない……
〜二人が仲良く会話してるのって、なんだか気持ち悪い(byルーティ)〜


 攻略のつづきっ!

 一応あらすじから言いますと……。
 カルバレイスに到着し、一行は港町チェリクから道に迷いつつ首都カルビオラへ。情報によれば、カルビオラにあるストレイライズ神殿に、神の眼と思しき物体を運び込むところが目撃されている。スタン一行は侵入のために先にストレイライズの司祭であるフィリアを潜入させ、その手引きを待つため夜まで宿に潜伏することにする。



 では、攻略開始。

 カルビオラの宿で夜まで休ませてもらえることになって、フィリアさんを除く一行は宿で一休み。そして案の定、スタンはそのまま寝入ってしまいましたとさ。
 早く起きろってディムロスに言われてもなかなかおきないスタンに業を煮やし、ディムロスがリオンに提案。電撃ティアラのスイッチを入れてやってくれとのこと。

リオン「………っ(かなりめんどくさそう)」

 その瞬間、コントローラが
ブルブルブルブルッ!!

スタン「うわわぁぁぁっ!!?」
方舟「うどをわぁぁぁっ!!?」


 思わずコントローラを放り出す方舟と、飛び起きるスタン!!
 ……っあー、べっくらした。こっちまで感電したかと思ったじゃないか。

 しかし、寝ぼけていたスタンは何をされたのかわからなかったと見え、ディムロスに「おきたか?」と呆れ気味に聞かれても、

スタン「うん、おきたー」

 ……と、普通に返答。この男、豪胆なのか単に気が抜けているのか、どっちだ……?

 眠気まなこをこすりつつ、ストレイライズ神殿に潜入開始ですよ。起き抜け早々夜更かしして町の中を徘徊し、神殿に忍び込むという今回のミッションにスタンのテンションはダダ上がり気味ですが、傍から見ているとただの阿呆に見えなくもありません。ちなみに方舟のテンションはダダ下がりです。さっきの電気ショックによるダメージがきつくて……がふぅ。

 冗談はともかく、神殿の裏口につくとフィリアさんが神殿の内側から鍵を開けて中に入れてくれました。彼女の言によれば、グレバムさんの居場所はわからなかったとのこと。ただし、大聖堂あたりに何か隠せそう。見張りの神官たちに見つからないように行きましょうといわれます。
 ……ってことは……うわ、ヤだなぁ。もしかして、歩き回ってる神官さんに見つからないようにタイミングを計って行けとかそういうやつ? んでもって、見つかると戦闘になってスタート地点に戻されるとか。こちらとら、破壊活動は得意でも、隠密行動は苦手なんだよ。

 ……とかかなりテンションダウンなことを聞かされのろのろ歩いていったところ、、神殿内に見張りの神官さんが歩き回っている気配はなく。なーんだ気にしなくっていいんじゃん、と思ってたら、フツーにビショップさんにエンカウント。

 ええい仕方ない、ここはやっぱりセインガルドのストレイライズ神殿のように殲滅していくしかあるまい!! というわけでフィリアが離脱したためなんとなく繰り上がりでスタメン復帰した坊ちゃん! 君の幻影刃の出番だ! あとはまかせたっ!!

坊ちゃん:「僕に指図するなっヾ(#`д´)ノ」

 幻影刃くらい黙って撃たんかぁっ!!!

 ……と思ってたら、ショートカットに「グレイブ」が登録されたままだった……。

 てへっ! 失敗、しっぱい♪



 ……これ以上坊ちゃんにけんかを売るといろんな人にぶち殺されそうなんでこのくらいにしときます。とりあえず登録間違いに気づいた後すぐにショートカットに幻影刃をセットし、神官系の敵が出てきたらぶちかますことに。

 途中色違いのゴーレムさんやら結界石もどきのクリスタル君にも出会いつつ、一行は明らかに怪しげな大聖堂へ。フィリアさんに調べてもらったところ、床が大きく開いて地下へ進む階段が!

 ……さすが、神の眼を隠すために作られた教団組織。隠し通路やら隠し扉やら、怪しげなものがわんさかあるもよう。
 ……なんか、宗教ってモノをまじめに談義したくなってきたぞ……!

 それはともかく、大聖堂の中……だったかな? に、「ストーンマテリアル」なるものを発見。ポイズンマテリアルと同じで、これをリライズした宝石を装備していると、石化を防止してくれるもののようです。

 …………なんっか、ヤーな予感。

 ……そういえば前の町チェリクにも、「ストーンマテリアル」が売ってた気がするんだよな。あと、カルビオラのフード補充してくれるお店も、石化治癒の効果がある料理のストラップ売ってたし。

 ……これはあれか? もしかして、次のボス戦では、石化とかする攻撃をかましてくる敵が出てくる……そういうことか?

 ここでしばらく悩みました。石化……ということは、みんな石化したらゲームオーバーとかそういうことが起こりうるわけで。当然、全員に石化防止の宝石を装備させてあげたい。けどチェリクで買わなかったので、頼みの綱はこの一個だけある「ストーンマテリアル」からリライズされる、石化防止の宝石一個のみ。

 ここでいったんリセットして、ストーンマテリアル三つを前のチェリクで購入してからシナリオを進めるか?
 それとも、引かずに進んで若干石化して、戦闘に参加できないキャラが出てくることを覚悟して戦うか?

 考えること数秒(数秒かよ)。
 出した結論はこれでした。

 ……いいや、いっちゃえ。

 い、いやいや、別に深く考えなかったわけではないのですよ? ただ、状態異常を防ぐマテリアルは高いので、できれば買いたくないというのが……(所持金がすでに6万を越えつつある人のせりふではありません)。
 それから、カルビオラのお店で買ったフードストラップの中に、状態異常を治す料理のストラップを発見しました。素で買ったことを忘れていたのですが、これをつけとけばフードがあるうちは回復できるハズ。

 あとはフードとパナシーアボトルとルーティのHPとライフボトルが尽きる前に敵を倒せばいいだけの話! いくらヘタレなワタクシであろうと、このくらいのことはできねば神の眼奪還はかなうまい!!

 そんなわけで、リライズした石化防止の宝石を、状態異常を回復できそうなルーティさんに装備。待ってろグレバム! 今逝くぞ(漢字が違うし)!!

 階段を下ると大きな部屋。その奥にある台座には、巨大な目玉と見紛うレンズが鎮座。その前にいる初老の男は……こいつがグレバムか!

 フィリアの糾弾にもものともしないふてぶてしい態度で接するグレバム。神の眼を守ってきたストレイライズの神官として、責任を果たそうとするフィリア嬢がものすごく健気に見えます。
 そして、追ってきた敵の中にリオンを発見したグレバムは、なぞめいたせりふを口にします。たしか……「操られていると知らないでいられるなら、そのほうが幸せ」とかなんとか。

 当のリオンも何を言われているのかわかりかねているらしい。どうやらグレバムは、スタン一行以上に神の眼強奪、奪還の流れの裏側について、何か知っている模様。そうそう簡単に神の眼をセインガルドに持っていくことはできない、ということでしょう。

 神の眼を返せ! と詰め寄るスタンたちに、グレバムの背後にあった神の眼が光り始めます。出現したのは……な、なんかやばそげなモンスター!

 名前はバジリスク。ファンタジーでは石化攻撃をかけてくるモンスターの代名詞みたいなもんじゃねぇかっ!! 悪い予感早速的中!!

 だが負けないぞ、エルロン家不文律!
「やられるまえに殺れ!!」
 すいませんごめんなさいうそです!! そんな不文律聞いたこともありません!!

 悪い予感的中に少々パニックを起こしましたが、何とか撃退終了! と思ったら、スタンたちが戦ってるうちにグレバムと神の眼はすたこらさっさと逃げ出した模様。

 ……くそ、逃げ足だけは速いやつめ。こうなるとわかっていたらフィリアをスタメンに入れてマリーさんをグレバムの足止めに回すべきだった(ゲームの進行上まったく無駄な労力です)!

 逃げられたと気づいたリオンが怒りもあらわにグレバムを追いかけようとしますが、ここでスタンがストップをかけます。一人じゃ危険だから単独で動くのはよしたほうがいいというんですね。神の眼がどれだけの力を持っているかわからない以上、一人では歯の立たないモンスターを召喚されたらたまったもんじゃありません。スタンたまには頭を使います。

 しかし、リオンはこの言葉を真っ向から拒絶。お前らなんかいなくても一人で神の眼奪還が可能だと言い切ってスタンの言葉を否定します。
 ……あのさ、リオン。どうでもいい話だと思うんだけど、そんなこと言って立ち止まって騒いでるうちにグレバム逃げちゃうと思うんだよね。一人で平気だって言うなら、スタンの言葉を無視するかじゃあついて来いと言い残して、勝手に追いかけていけばいいんじゃないのかしら。
 それができないというのは、心のどこかでスタンの言葉にムキになっている証拠。それから、スタンにさえわかる未知の部分を多く秘めた敵への警戒心がなくなってしまうくらい、周りの見えてない証拠じゃないでしょうか。やっぱりどこか、精神的に不安定でグラついている感じが否めませんね。

 そんな押し問答をしているうちに、陰に隠れていたバジリスクがにじり寄ってきました。どうやら不意をついて一矢報いるつもり……みたい。狙っているのは……リオン!?

 しかし、とっさにスタンがリオンをかばったことで、攻撃はリオンではなく、スタンに。どうやらこのバジリスクだけでなく、部屋の中にはさらに多くのモンスターが潜んでいる模様。マリーさんがバトルアックスを抱えて敵に対峙している間、徐々に石化していくスタンは自分のことはほうっておいてグレバムを追えとリオンに告げます。言われるまでもなく走り出そうとしていたリオンですが、フィリアとルーティの厳しい言葉で足を止めざるを得ませんでした。

 かばってもらったくせに、かばってくれた相手を見捨ててまで任務を優先するか。

 ここで足が止まってしまったのは、やっぱりリオンにも、常日頃からスタンの言葉や態度が、リオンや他のメンバーに対する誠意に満ちているとわかっていたからでしょうか。本当にどうでもいい相手なら、ここでフィリアやルーティの言葉が黙殺できるはずですし、何ならグレバムを捕縛したあとでパナシーアボトルをかけてやれば、スタン自身は元に戻るわけですから。

 
……ここで悩むリオンに対して、「スタンにパナシーアボトルかけてやってから追いかければ、タイムラグなんかほとんどないのに」と冷徹につっこんだワタクシはKYなやつです。ついでにパーティ全員が避難したあとこの地下室を即座に閉鎖してしまえば、神殿内の人の安全を確保した上で応援を待って神殿内のモンスターを駆除できるんじゃないの? とか、そんなことは考えてはいけないのです。ウ●ト●マンが地球に三分しかいられないのと同じ理由です。世の中には、考えてはいけないことが山ほどあるのです。

 悩みに悩んだリオンは、石化してしまったスタンを置いて地下室を走り出します。見捨てたか? 
でもそんなに悩んだあとじゃ、一人でグレバムに追いつくのは無理なんじゃないかと思うぞ?



 ……さて、リオンが立ち去った後場面は変わり、神殿の正面玄関に。
 気を失ったスタンの体は石化が治癒しており、周りには仲間たちと、バルックさんが。
 バルックさんの言に拠れば、スタン一行がカルビオラに向かったとの情報を得、傭兵部隊を率いてストレイライズ神殿までやってきたところで、一人で神殿から出て来たリオンに出くわした、とのこと。彼の要請で神殿内のモンスターを駆除し、石化したままのスタンを救出し、現在に至る、と。

 へぇぇ、バルックさんの傭兵部隊をグレバム捕縛に当てるんじゃなくて、神殿内のモンスター掃討に当てるとは。坊ちゃんもなかなか丸くなったじゃありませんか。

 助けてくれてありがとう、と素直に礼を言うスタンに、リオンは珍しく愚痴のようなものをたたきつけてきます。お前のせいでまた最初からやり直しだ、と。
 何を言われているのかよくわからなかったスタンですが、リオンの続く言葉で、何を言いたかったのかようやく悟ることができました。

リオン「今回は相手に逃げられてしまったが、次に会ったときはこうはいかない。そのときこそ、僕たちの実力を見せ付けてやるんだ!」

 ……………………………………。
 ……………なんだろう、この熱いせりふ。

「僕たち」ですよ。「僕の実力」ではなくて、「僕たちの実力」。なんだか、高校野球とか高校サッカーとか、そんなドキュメンタリーを見ているような、この気持ちは何だろう……?

 今までのリオンとはある意味趣の違うせりふにこちらがポカーンとしているうちに、スタンはリオンのせりふに感銘を受けた模様。二人で仲良く、「いくぞ!」と走り去っていきます。

 ……う、うん、確かに態度が軟化した……軟化した……けど……。まさか、ここまで……?

 ……こちらの動揺はさておき。バルックさんに拠れば、グレバムの逃亡先はノイシュタット。フィッツガルドという国の最も栄えている都市らしいです。フィッツガルドといえば、やっぱりリーネ村。スタンの故郷。いっけるっかなー。いっきたっいなー♪

 ここカルバレイスからは船で向かうしかないそうなので、いったんチェリクまで戻って、船でノイシュタットへ出発です。

 スタン、ルーティ、フィリア、マリー、リオン。彼らの行く先に待ち受ける次なる冒険は!?
 どうでもいいが、リオンはもう少しクールなキャラだと思っていたんだが、どうも最近情けない言動が出て来たぞ。彼のイメージがぶっ壊れる日は、いつか来るのだろうか!?

 そして、スタン! だんだん主人公としての影の薄れ具合がハンパなく深刻化してきたぞ! 華々しく返り咲く日は、いつか来るのだろうか!! つか、来てくださいホント! お願いします!!

 そんなこんなで、今日はセーブ。

 はてさて、どうなることやら……。

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